藤田誠二著;「農ある暮らし」創生のため農家になった不動産社長 誠農社の仕事と人びと (暮らしの仕事Books)読後感想
藤田誠二著;「農ある暮らし」創生のため農家になった不動産社長 誠農社の仕事と人びと (暮らしの仕事Books)
私が見学に行った会社の社長さんが書いた本。貰っちゃった♡
いいおじさんだったなあ。
読んで初めて知ったけど、藤田さんは不動産を含め3つの会社の社長と、藤田学園なるものの理事をしているすごい人だった。びっくり。
私は将来本当に美味しくて安全と自信をもって言える食べ物を広げる仕事に就きたいと思っている。
そのこともあって漢方農法米、自然栽培をしている誠農社に行った。
結果、自分が変えたいのは日本と世界だっていうことに気が付けたわけだが、この会社がしていることは「農」ではなく「地方創生」だったってことを情けないながらこの本を読んでから気が付いた。
藤田さんは埼玉県久喜市のド田舎のだだっ広い土地を、お金持ちだったから何にも考えないで買っちゃって、市からぐちぐち言われるもんだからお金めっちゃ使ってボロボロの古民家と田んぼを整備して、地域活性化してやるー!!って躍起になって無我夢中で頑張ってたら5年後自分の考えもガチで地方創生してやるぞって変わってたって感じだった。
かわいいステキなおじさん。好き。
この本を読んで一文すごく印象に残った言葉がある。
「その土地に昔っからあるいいものたちは田舎であるほど消えかけてしまっているけど、その小さく残ったいいものたちの点をつなげていくことが地方創生だと僕は思うんだ。点を線にして、つながりを作って日本に広めることだと思う。」
実は去年までは地方創生か食育を将来していきたいって思っていたからこの言葉で自分の思っていた考えがクリアになった気持がした。
前に自分も地方創生について語ったことがあったのでちょっとここで私がパソナの地方創生インターンに応募した時の夢レポートをそのまま載せる。
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地方創生は
“そこにいる人も、そこに来る人も笑顔になる改革をすること”
であると私は考えている。その場所が盛り上がることは重要だがお金を投資して観光客に喜んでもらうことが地方創生の本質であるとは考えない。その場所の良さを最大限に魅せた結果、多くの人が集まり、新しい仕事ができ、収益が上がりそこにいた人が笑顔で暮らせること、それが私の考える地方創生である。
場所の魅せ方は様々でそこにある自然だったり食だったり、昔ながらの文化や伝統だったり地方にはたくさんの魅力があると考えている。どんなに小さなことでもそこにいる人とそこに来る人が笑顔になればそれは地方創生の第一歩だと信じている。
“周りの人を笑顔にすると自分もうれしくなる”
これは私が幼いころから考えていたことである。
今まで自分の周りの人から自分が所属する団体、地域、自分の周りを元気にしたいという思いで講演会自分の街のPRを発表したり、子供議員として市議会議員との話し合いに参加したりしてきた。そこで出会う人から発表がよかった、地元が好きなんだねという言葉をもらうことにやりがいを感じていた。
大学ではそのこともあり今度は食を通じて誰かを笑顔にいたいという思いで「創食倶楽部」という団体に所属し食べ物本来の本当のおいしさ、食に対するいろんな人たちの思いを伝えていく会“おいしいはなし”を運営するようになった。料理研究家の土井善晴さんや弁当の日の立案者の竹下和男さんをはじめ多くの食を大切に思う人たちをお招きし、食の面白さ、すばらしさを参加者の方たちと共有してきた。
この経験があり将来は食を通じて周りを幸せにする、元気にすることができる職業に就きたいと考えるようになった。
まだまだ食育について目を向ける人が少ない日本で食の面白さを伝えることによって糖尿病や肥満や成人病の防止につながり、孤食の子供たちが減り豊かな生活を送る人が増えるよう、貢献をすることが目標である。
これまで述べてきたことからも分かるように私の考える地方創生と私の夢は当事者もその周りも豊かにしたいという観点から通じるところがあると感じる。先日テレビ“ガイアの夜明け”を拝見したが社員の方のプロ意識にとても感銘を受けますますこのインターンに参加したいと感じた。今回このインターンに参加し、地方創生のプロがいままで考えてきたその技やその思いを学び、おもてなしの心やプロジェクトを進めるうえでのリーダーシップをぜひ身に着けたい。
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まず、赤文字で書いている自分が考えていた地方創生だが、これは藤田さんが言っていることがややこしくなったというか自分ですっきりしていなかったこと。
自分は線を作りたかったんだって、一年越しに気が付きました。ありがとう。
次に水色の文字だけど、これは本とは関係なしに今目についたので。。。
自分が将来したいことについて。
食を通じて周りの人を元気にしたいっていうのはあまりにも漠然としていてこのころは自分の本当にしたいことがぼんやりとしていてはっきりとつかめていなかった。
「あなたの思う広めたい“食“って何?」
「どの状態が元気といえるの?」
「じゃあどんな仕事でそれが達成できると思う?」
などなど、思いつく質問が無限と出てくるけどあの時の自分は一つでも食らっていたら、
答えられないよ~、ショボン。
だったと思う。
この一年で自分にとって大きな変化を与えてくれた人や本に沢山出会ったわけだけどそれをまとめていないことに気が付いた。
少しずつまとめましょう、そうしましょう。
本の感想はあんまり書いてない。
誠農社がどうやってここまで来たかみたいな話だったから書かんでもよかろうと思ふ。
最後になりましたが藤田さんの今後の健康と発展を祈りまして乾杯。