映画「インターステラー」感想

映画というものを本当に久々に鑑賞した。
何となくだけど映像化されたものは自分の解釈が入りにくく、完成された世界観を楽しむだけになるようで本よりも面白みに欠けると思い込んでいたからなのか、無意識のうちに遠ざけていたように感じる。

友人からのごり押し作品だったので観てみたけれど、”映画の良さ”
を実感、いやもっと過剰な表現が合ってるなあ、”痛感”(もっとひしひしと)した。

読書の良さは自分の解釈をもって世界観を作り上げられることが一つあると思う。
どこまでも感性を広げて作品を味わうときは至福だ。
というか、どうしても自分の知っている感情にしか主人公の心情を当てはめられないだけなのだけど。

それに対して映画は(映像作品は)役者がそれぞれに感情を表現する。
喜怒哀楽も彼らはそれぞれ全く違うように表現するし、その表現は私の人生では味わったことのない感情なのだろうと思うことがこの映画を観てたびたび感じた。

この作品で「こんな気持ちが存在するのか、、、」と発見した感情は
”孤独”だ。
孤独は「寂しい」「ひとり」「泣きたい」「誰かそばにいてほしい」
そんな自分の中の不足感を満たしたいっていう感情だと思っていた。

この作品から”孤独”に対して別の感情を抱くようになった。

内容の感想全く書いてないな笑
簡単に要約すると、


かつてNASAの宇宙飛行士だったクーパー(息子と娘が一人ずついる)は諸事情でパイロットをやめて農業をしていた。
しかし、彼は運命に導かれNASAの極秘プロジェクトを意図せずに知ってしまう。
それは「地球の寿命はもう幾分もないので移住できる星を探しに行く」というものだった。

クーパーは腕の良いパイロットでそのプロジェクトのパイロットにスカウトされる。
最愛の子供たちを置いて帰れるかもわからない宇宙に旅立つことに迷うも、彼は宇宙に行くことを決意する。
娘は父親がいなくなることが悲しすぎて最後の挨拶でもまともに話せなかったままクーパーは宇宙に出発してしまう。

4人の仲間と宇宙船に乗り込むわけだが、計画通りにいかないことがたびたび重なり仲間は2人(クーパーとアメリア)に減る。
人類の運命を託されていると認識しながらも思うのは最愛の家族のことだ。

”生きたい、会いたい、”

ただひたすらに想って、人知を超えた宇宙というフィールドで意味を成すかもわからない任務を遂行し続けるしかない…。


ネタバレはこのくらいにします。

宇宙という他の生き物は何もいないし次元さえ自分たちが認識している三次元、四次元を遥かに超える事象を前にして、「絶望」以外何を感じれば良いのだろう。
最愛の家族を置いてきたことに対して「後悔」と「悲しみ」「寂しさ」以外何を感じられるだろう。

私の乏しい想像力では計り知れない”孤独”がそこにはあった。

宇宙では時間の流れが違う。とある星での1時間は地球での7年分になることもある。
1時間調査するだけで家族は7年歳をとる。愛する娘はその3時間のうちに自分の年齢を超える。寿命が近づく。
会える可能性のあるタイムリミットが近づく。

宇宙船が故障する。

燃料がわずかになる。次の星に行くか、地球に戻るかどちらかしか選べない。

”生きたい、会いたい、”

感情を抑えられずに、それでも戻らないことを決めるクーパーとアメリアは何を思うのだろう。

私は彼らの心情に一番近い言葉を”孤独”と表現するけれど、それは私が知っているものではないと思う。

「恐怖」「後悔」「寂しさ」
と同時に強烈に受け取った
「愛している」「会いたい」「生きたい」「戻りたい」
「それが叶わない」

彼らが感じた”孤独”は命の内側から溢れ出す「渇望」に近いものだと思う。

周りに支えてくれる人、頼れる人、話を聞いてくれる人がいる(そんな存在に既になっているかは置いておいて、周りに人はいる)にも関わらず外部から無条件に降り注がれる愛情を求めて勝手に”孤独”を感じているように思い込むものとは全く違う感情。

自分からどうしようもなく求めているのにそれが叶わない絶望の渦中にいることは認識しているのに、それでも求めずにはいられない。
そんな”孤独”があることを知った。

私は”孤独”にめっぽう弱い性分だ。
誰かそばにいてほしい。
自分の中に不足感を見出すことに慣れてしまっていたのかもしれない。
というよりそんな状態になることを無意識のうちに望んでいたのだろうと気がついてしまった。

私の感じていた感情も、この作品から受け取った感情も”孤独”という表現に変わりなく、どちらが正解も不正解もないと思っている。
ただ一つ、今私たちが置かれている状況で感じられる”孤独”は自分自身が作り出した不足感からやってくるもので、自分の命の底から「愛」をもって渇望した時にはそれはもう”孤独”ではなくなるのではないか、と思うのです。

近況報告

またまた久しぶりのブログです。

 

前回の投稿を見返したらダメージ受けすぎていて笑った。

もう元気だし、仕事は辞めずに続けよう、できるところまでやろうと思ったらたくさんの人が助けてくれるようになった。

今、すごく幸せ。

 

前職の社長とはあれから会ってない。

こんなに狭い島なのに会わないってことはまだ会うときじゃないんだろうなあって呑気に考えてる。

 

不思議なことに、去年は私の周りで同じような「信頼盛大に崩れ去り現象」がいくつも発生していた。

1年経って、徐々に島の仲間たちはみんな「必要な流れだったんだなあ〜」

って確信している。

 

間違いなく、今の状態にたどり着いてよかったな〜って感謝感謝。

 

 

いやね、今日は近況報告とずっと抱えていた違和感を暴露しようと思い立ちましてね。

 

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今は3つの大学と自然栽培農業の土壌について研究してます。

社内に学位持ってるのが私しかいないから必然的に研究員になってここまできたわけだけど。

学位なんてたかが知れてるし、社会経験もない私が対外対応全部任されるし、

研究計画も無知なのに立てなきゃいけないし、

分析依頼と定期ミーティングの日程調整から司会進行、まとめ全部任されて

普通に心細かったし己の無能さに禿げそうだったけど、、、

 

一年たてばなんとかなるんですね。

先日、大学の先生からせっかく研究やるなら社会人ドクターになったら?

と勧めていただき、うちの研究室に来ていいよって言ってもらえて泣きそうになった。

 

やってみようかなあ、頑張ってみようかなあ。

 

本当は昔から気になっていた研究分野。

大学入試では面接で「農薬と肥料を使わない農業の土壌の研究がしたい」

はっきりそれはそれは大きな声で宣言していたことは忘れもしない。

 

それが巡り巡ってこうしてチャンスを与えられている。

 

一時期はもう研究したくない、って言ってたけど

なぜなのかって突き詰めていったら研究自体が嫌なんじゃなくて、誰も味方がいない気がしてただ泣いてただけなんだよね。

依存の癖でてる😂

 

私、本気で頑張ってみたいなって思います。

英語全部抜け落ちてしまったけど、勉強し始めてみようと思います。

もう一度本気でやりたい。

 

 

というのが一つと、

あとは今のパートナーシップについて、、、。

2年半くらいお付き合いしている彼がいるのですが。

一度離れようかなって思います。

 

まだ誰にも言ってないし、今本人に言える自信もないんだけど😓

 

同棲2年してて、私が精神的に参っちゃって同棲解消したのが先月の話。

精神的な限界が体調にも出てきていよいよどうしようってなって一旦宿に1ヶ月宿泊していた矢先に近所のおばあちゃんの古民家を借りられることになった。

 

ずっと「もしプロポーズされたら私は素直に頷けない」と思っていたし

このままでいいのかなあっていう違和感を抱えていた。

 

本当に優しい人だし、喧嘩もしないし、穏やかに過ごしていたのに

体は正直なもので限界をお知らせされた。

 

自分を誤魔化さずに考えたとき、

彼を悲しませたくない、幸せになってほしい

ってすごく思っていることは間違いない

けど

そこに自分がいないこと、自分と彼がどうなりたいかがないことにとっくに気付いていたんだな。

 

私ひどい人間だと思っています。

おそらく私に世界一優しい人です。

 

でもこの違和感を一生抱えるのは多分厳しいです。

去年の出来事で違和感には敏感になろうと決めてしまいました。

決めてしまったがために、こんなに素敵な人と何を思ったのか離れることを考えています。

 

こんなとき、自分に自信ないから誰かに相談したくなるし私の人生を決定させたくなる。

 

相手を傷つけたくない時はどうしたらいいんだろう。

大切な人、幸せになってほしい人。

 

時が満ちたら動くと思うので、今は悪あがきせずに目の前に巡ってくる縁に従って自分ができることを精一杯しようと思ってます。

ではまた。

 

 

 

 

 

 

 

「五つの傷」感想

お久しぶりです。

みなさん元気かなあ〜。

私はなんだか元気じゃない期間に突入して自分と向き合う期間を作っているところです。

 

「この世の中には、意地悪な人というのは一人もいません。そこにいるのはただ傷ついて苦しんでいる人だけなのです。」

そんな帯がくっついているこの本を見つけて、

「あ〜〜、私だ。」

と思って読みました。

 

 

近況から話そうか、本の感想から話そうか。

近況話したら未だ抜けきれていない「被害者意識」の渦の中に引きずり込まれそうだけど一旦私をあえて報告しようと思う。

 

 

意気揚々と淡路島に移住した私。

そこでワクワクする仕事に就いて、毎日充実した日々を過ごしていた。

でも9月ごろからなんだか流れがおかしくなって、

気がついたら大企業に吸収合併されてて。

仲間達とは、メンバーの本当にやりたい活動ができないから4月から改めて会社立ち上げてそっちでまたスタートしようって話してた。

でも3月初めに代表から「やっぱり君たちと一緒に仕事はできないから解散する。」

って言われた。

 

訳が分からなかったから代表に勢いで「訳が分からないし突然言うだなんて裏切りだ。」

って言ったら「勝手に野菜食べてたあんたが裏切り者だ。」

って言われてその時の気持ちを未だに引きずってる。

 

3月の会社の解散が決まってから仲良くやってるんだと思い込んでいた会社の内部は実は誰も信用し合えていなくて、最後に分かったことは

・色々理由つけて野菜を勝手に食べていた私

・会社のお金をとっていた人

・何も盗んでいない人を盗人だと思い込んでいて最後の最後まで疑い続けていた人

・社員を信じられなくなった代表

・言いたいことはたくさんあるのに押し殺して「こんなに思いやりのない人たちは初めて」とだけ言って去った人

・自分の夫が散々悪口を言われていると思い込んでしまった代表の奥さん

・盗んだ記憶ないのに物を盗んだと言われ、最後は謝った私の相方

 

いろんなことがあってもう9月になるけど引きずってます。

代表と仲直りしたいと思ってメッセージ送ったこともあった。

仲良くしてた食堂のオーナーさんも含めて話そうってなったけど、いざ話し始めたら

「代表は何も悪いことはしていないのに、外で私が悪口を言いまくって代表の株が下がり続けてる。本当に悪いのは君だろう。」

っていう話をされ、本人からは仲直りはしたくないと言われ相当応えた。

おいおい、悪口言ってないし周りには代表と仲直りしたいって言ってただけだよ。。。

 

でも確かに悪いことしたっていうのは言った。

「会社やり直すために、吸収合併された大企業に嘘ついて勝手に借りた畑で労働時間内に自分たちの野菜育てていた。」

「周りに大企業に吸収されたのに、嘘ついてた。」

「周りを悪者にして、自分たちを正当化してた。」

 

みんなで。

 

そこに向き合わずしてまだ周りを悪く言うのかい?

 

特大ブーメラン

 

ああ、私もこうやって自分のしたことに向き合ってないんだなあ。

 

生まれて初めて直接盛大に否定されて、傷ついてる。

 

「代表はあなたの悪口を誰にも言ってないのにどうしてあなたはそんなに周りに言いふらしているんだ。」

 

こんな時にはっきり言い返せない。「悪く言ったつもりはなかったんだけど、、、。」

、、、あれ?私は周りの人に何を話したんだっけ。

 

そんな情けない人間になってしまっていた。

責められて泳ぐ目。

自分の芯をどこに置いてきてしまったんだろう。

自信なんてものはどこかに吹き飛んで、

嗚呼私は人間不信になったのよ、って被害者ヅラすることで自分を守って、

否定された時の状況を思い出してはこの淡路島で生活することに息苦しさを感じるようになった。

 

なんだか自分が常にジャッジされているような気がして、

気の利いたオチを入れなきゃいけない気がして、

うまく笑えないなあ。

 

さあこれからどうしよう。

そうなった時にこれまで一緒にやってきた農業の師匠がまた一緒にやろうって言ってくれて、新たに始めるも未だに力が入らない。

なんでもやりたいことやっていいよって言ってくれて、

自分のやりたかった土壌の研究も、研究機関とやれることになったのに。

楽しくない。

 

気分転換で大学の友達と遊んでも言葉がうまく出なくなってた。

 

原因は自分の中にあるんだろうなあって思ってもどうしたらいいのか分からない。

 

そんな時に出会った一冊。

そんな簡単に戻れるかは分からないけど、我なりに成長したい。

思いやりを思い出したい。

言うなれば助けて〜っていう気持ちで読みました。

 

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この本に何かを期待していたんだろうか。

あなたは悪い人ではないって言って欲しかった。

悪くいう人のことは気にせずに前を向ける方法が書いてあって欲しかった。

そんなことはなかった笑

 

「傷を持っている人はそれを隠すために仮面をつける」

「着けた仮面には特徴がある」

この本で言いたいことはこの二つ。

簡単にまとめると、

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

拒絶の傷⇨逃避する人の仮面

・痩せている

・脆弱

・自分はどうしようもないと思っている

 

見捨ての傷⇨依存する人の仮面

・細くて長身、食べても太らない

・大きく悲しそうな目

・猫背

・一人で何か決めたりしたりできない

 

侮辱の傷⇨マゾヒストの仮面

・太っている

・背は高くない

・自分を他者より劣る、ダメな人間だと思っている

・世話焼き

 

裏切りの傷⇨操作する人の仮面

・パワーを誇示するような体つき

・社交的

・約束を守らない

・素早く理解、行動をする。注目されたい

 

不正の傷⇨頑固な人の仮面

・引き締まった真っ直ぐな体つき

・正しい背筋、澄んだ瞳

・完璧主義

・自己を正当化する事が多い

 

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

自分がこの中の特徴に当てはまったらこの本を読んでみるといいと思う。

普通に傷を抉られる笑

 

私が被っているのは「依存する人の仮面」でした。

嫌だなあ。

自分は一人でどこでもいけるし生きていけると思ってた。

でも読むと

「仮面つけてました!!」

と言わんばかりに我が特徴を言い当てる本。。。

 

見捨ての傷は異性の親の影響でできる。

私は幼稚園の時に両親が離婚して父親と離れた。

 

別に母ちゃんだけで悲しいと思ったことなかったつもりだったけど、

振り返れば離婚したことに後ろめたさと心細さと不安は感じていた。

 

あと、今年の3月の出来事も見捨てられたと無意識に思っていてたのかもしれない。

 

依存する人の特徴は上に書いたことのほかに

・他人にやたらとくっ付きたがる

・承認欲求が強い

・他人に意見を聞くくせにその意見を受け入れるわけではない

・欲しいのは意見ではなく承認

・孤立を恐れるが口では「一人でも大丈夫」という

・会合などに自分だけが呼ばれないと気にする

・子供っぽい話し方

 

本読みながら恥ずかしくなった。もっと色々書いてあった。

そして極め付けには「本人以外はこの特徴をはっきり感じており、本人だけが無自覚」。

自分の無意識に隠したいと思っていた傷は、他でもない自分自身から一番隠したかったのかもしれない。

つけていた仮面の下を初めて仮面を意識しながらとってみたらちょっと自分の新しい顔が見えた気がした。

 

自覚して思ったことは

「仮面外したい」

 

読むだけで恥ずかしくなる仮面を着け続けるなんてまっぴらごめんだ、

それに仮面が取れた時に現れると書いてあった姿に憧れた。

・自分の望みを理解しそれを追求し続けられる

・コメディアンの素質がある

・陽気、生きる活気に溢れている

・人の気持ちに寄り添える

・サイキック能力、芸術的な才能

 

仮面をつけているよと自覚しているだけでいいらしい。

まずはつけていることから自覚して、傷ついているところと向き合って行けばきっと大丈夫さ〜。

 

「ようこそ、ほのぼの農園へ」感想

前に感想書いてた。

内容がないよう、、、

初心忘れず暮らしたいなあ。

 

来年から淡路島で自然栽培を広めるということもあって自然農とか自然栽培をしている人の話を聞いたり本を読むようになりました。

糸島でも外からものを持ち込まず耕さない「自然農」は有名で、せっかく糸島にいるのだから訪ねてみようと思って以前自然農をされている方のところに何回か行きました。

自然農とか自然栽培をしている人は自然とお友達になれている人が多くて皆さんとっても穏やかです。

そして気前がいい。

お野菜食べさせてくれたりタネを貰ったり、農業のこれからのお話をしたり。

楽しかったなー。

 

 

そんなこんなで訪ね先でいただいた本です。

 

松尾靖子さんという糸島で最初に自然農を広めた方が書いた本です。

 

 

 

「ロジカル面接術」感想というより私の就活観

何かの批判をするっていうのはあんまり好きじゃない。

なんか気持ちがもやもやするし、否定するだけで解決策を言えないっていうのは自分の考え不足だと思うから。

だから今回は本の内容にはほとんど触れないけどその代わりに自分が頭の中で言語化したかった人生選択と就活について書こうと思う。

ちなみにこの本は図書館アルバイトに入っていた時にたまたま返却されて、世の大学生の就活とはどんなものなのかしらと思って読んだもの。

題名にロジカル入れるなら目次をロジカルにしてほしかった。

 

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冒頭からお察しがつくように私は世間が考える“従来の就活”に疑問を抱いている。

就活の話をした人には結構言ってたけど自分のこの気持ちをうまく言語化できなくてただいろんな人を余計に混乱させただけだった気がする...ごめんなさい。

謝罪と私の大切な人たちへの感謝の意を込めて就活の話をリベンジさせてください。

もしよかったら、気が向いたら、、読んでください。

 

①このやろ~人生

②自分の脳内をクリアにする方法

③就職先の選び方・探し方

の三本立てでお届けします。

 

 

 

①このやろ~人生

「このやろ~人生!!!ワシは平和に生きたいだけなんじゃ!!なのに!!就活は俺を縛り付ける!!ただ、ただ普通に就職して平和に暮らしたいだけなのに!!!」

 

こう言いながら就職した後、苦しんでいる知り合いをわたしは何人も知っている。

私は心から苦しみたくないと思ったし、日本で苦しむ人が沢山出没することが不思議でもあった。

 

考えた末に出た結論は、 

”就活の時期は内定をとることが目的ではない。人生の羅針盤をこさえるための時期だ。”

ということ。 

 

最初に一つ、一旦すべての悩みを忘れて“これからの自分は幸せになるための羅針盤を作るんだ”と思ってほしい。

「そんなとびっきりの幸せ者にならなくたっていい。」

「意識高い系のエネルギーがどこから湧いているのか分かんないし自分は省エネで適度にお金貰って休日に趣味を嗜んで、それと結婚して子供がいたらもう十分満足かな。」

 

でも、人は大きさこそ様々だが少なくとも“不幸”であることを幸せに思う人はいない。

なぜならそれは不幸だから。

“幸せ”を幸せって思わない人っていないと思うんですよ。

なぜならそれは幸せだからですね、はい。

 

そして「大きな幸せを手に入れるには大きなエネルギーを要する」ではなく、

「幸せは自分に大きなエネルギーを与える」が正しいと思っている。

傍から見るとすんごいエネルギーを消費して意識高い系だし疲れるんじゃないの?って思うかもしれないけど、それはただエネルギーが漲っているだけで消費はしていないのです。

「疲れないの?」じゃなくて、むしろ「疲労回復」なのです。

「意識が高い」じゃなくて「意識がある」だけなんです。

 

とりあえず、幸せになることは大変なことじゃないことをまずは知ってほしい。

でも一つだけ必要なことがある。

それは「選択すること」。

 

作家である本田健という人が、転職したいけどリスクを考えたときに踏ん切りがつかず仕事をやめられない人にこんなことを言っていた。

「あなたは努力しても幸せになれない道を歩むことを選択している。」

 

不幸なのは、満たされないのは周りの環境のせいではない。

自分がそこにいることを選択しているだけなのだ。

 

だから幸せになるという道をはっきりと選択することが大切だと思っている。

そして幸せになるための選択肢は沢山あることも知ってほしい。

 

選択肢をどうやって作るんじゃ!という声が聞こえたので私が知っているその方法を紹介します!

 

②自分の脳内をクリアにする方法

二本目はこんな題名にしたことには理由があって、この方法は

幸せになるための人生の選択肢を作る”だけじゃなく、“混沌とした脳内をいつ何時もすっきりクリアにさせることができる”から。

脳内をカオスから救い出す魔法、それは「KJ法」。

川喜田二郎さんの「発想法」っていう本に書いてあった。(著者のイニシャル繋げただけ)

KJ 法は、付箋など小さなカード上の紙に思いついたことを書き、それをグループ化していくことで頭の中にある思考をまとめ上げていく手法のこと。

https://swingroot.com/kj-method/

まとめてあるサイトを見つけたのでよかったらご参考まで。

これで脳内を可視化できる。

 

簡単に言うと

1.1つの紙切れに1つのアイデアをできるだけたくさん書く

2.小さいグループにまとめる

3.だんだん大きいグループにする

4.そのグループに題名をつける

5.文章化する

 

この方法を使って人生の輝かしい選択肢を作ることをお勧めする。

具体的に言うと、

  • お題は「幸せになれる人生の選択肢を作る」
  • そのために人生で大切にしたいもの・欲しいもの・これまでの人生で得たものなど人生に関わる思考をねじり出す。(人生年表をお勧めしていたのはこれが理由)(人生で嫌なことも書いていいけど幸せな人生を選択するうえではあんまりいらないかも。欲しいものと区別するためには知っていていいと思う)
  • できるだけたくさんのアイデアを出したら選択肢を作ることを見越して小さいグループにまとめる。
  • だんだん大きくして選択肢を作っていく。
  • 分かんなくなったらいろんな人に助言してもらう。作ったグループから選択肢を考えてもらう。

 

さあ、あとは自分が選ぶだけ!!人生に幸あれ!!!!!

 

といいたいところだけど肝心な職を得るところまで行ってない。

お気づきの方もいるかもしれないが、ここからがようやく私たちが考えていた「就活」の始まりです。

そしてここからも選択することが大事です。

 

 

 

③就職先の選び方・探し方

今、「こんな人生の選択肢に進みたいな」って思っている。

そんな時に、どんな時も選択肢は沢山あることを知っていてほしい。

 

マイナビとかリクナビみたいなもの

・ネット

・本

・人に聞く

 

他にもあると思うけどとりあえずこれだけ。

私がおすすめしたいのは、

  • とりあえず就活サービスとネットを使ってKJ法で決めた選択肢に近いところを探す
  • 面接を受けたときに面接官に自分の選択肢について話して心当たりがある会社を教えてもらう
  • 教えてもらったところを調べて、面接受けて、選択肢を聞く
  • 繰り返し

 

新人を募集していなかったらメールで連絡する。

自分の気持ちを話したら理解あるところはたいてい聞いてくれる。

エネルギーはいらない。強いて言うなら連絡するときに少し勇気がいるかもね。

でも就活で何社も受けてお祈りメールに心臓握られるよりきっとわくわくすると思います。

 

以前研究室の先輩と話しているときに就活を一本の木に例えて話した。

 

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芸術

多くの人がする就活はこの一枚一枚の葉がどんなものがあるのかを分析して、そこから自分に合いそうなものを探していくスタイル。上から下に流れる感じだと思っている。

ここまで書いてきたことは下から上に行く流れかなあ。

 

この方法で全選択肢内定取れなかったらどうするんだ!って声が聞こえてきそうだけど、葉っぱ→根っこの流れで会社決めたあとから志望動機考えるよりKJ法で考えつくした末に出てきた会社の面接では芯のある理由は必ず言える。

なぜならKJ法で最終的に文章化しているから。

 

以上

人生の羅針盤をこさえる

これが私の考える就活というか、人生で通っていていいんじゃないかなーっていう選択肢。もちろん他にも選択肢は自分自身で用意することができる。

「課題の分離」(嫌われる勇気参照)実行人間なので羅針盤を作る選択をしなかった私の大切な人々に対し興味をなくすことはないです。

ただ、これが私の伝えたかったことです。

 

スティーブン・ホーキング「ビッグ・クエスチョン 人類の難問にこたえよう」感想

ホーキング博士は人類で最も宇宙について知っている人物と言われている。

ALSという筋肉が衰えていく難病と闘いながらも湧き上がる好奇心に従い、病気をハンディキャップと思わせることなく人類に沢山の英知を与えてくれた。

最も偉大な科学者の一人であることに疑念の余地はないだろう。

 

そんな彼が亡くなってから高校の授業でホーキング博士について習う機会があり、先生に言われた一言がいまでも印象に残っている。

 

「彼は最期の論文でAIの危険性について論じた」

 

AIと言えば今世界で最も熱いワードだ。

世界のエンジニアたちはこぞってAIの知能レベルを上げることに専念している。

そして世界からそれにつぎ込まれる資金もマジ半端ない。

理由はいたって簡単でAIの発展が人類の利益となることに世界が疑いを持っていないからだ。

 

ではなぜ、ホーキング博士はそんな素晴らしいAIの”危険性”を人生最期に人類に伝えようと思ったのか。

 

彼は文中で「不幸にして、リスクを回避する方法をわたしたちが身につけなければ、AIは最大かつ最後の出来事になるかもしれない」

と言っている。

これが意味することは、人間を超える知能を持つAIができた場合、自らを加速的に再設計する可能性が出てくるということだ。

人類とAIの意志が対立した時、SF映画みたいなことが本当に起こるかもしれない。

 

AIの開発は人間でいう5歳児のレベルから成長する段階が最も困難と言われていた。

それも5年くらい前の話。5年前、すでに5歳児くらいのレベルだったらしい。

いまどのくらいなんやろ。

AIが世界でビジネスの一環としてめちゃくちゃ注目されている今、たぶんすんごい進化を遂げているのだと思う。

そんな現代を見越したホーキング博士は最期に「人類たちよ、気を付けて制御しなさいよ」って教えてくれたんだと思う。

 

この本を読んで思ったことが一つある。

ホーキング博士をはじめ、世界の現代の偉人たちはある共通のキーワードを意識している、ということだ。

1.インターネット

2.クリーンエネルギー

3.宇宙

 

アマゾンの創設者ジェフ・ベゾス、teslaのイーロンマスク、ソフトバンク孫正義などなど今一番熱い人々は事業で明らかに3つの柱を意識している。

 

私はこの3つの利用の仕方次第で人類の運命を変えられるからだと思っている。

ホーキング博士が人類に残したこんな言葉がある。

 

「地球の惑星の最大の脅威は小惑星の衝突だ。しかしより差し迫った危機としては制御不能になった気候変動だ。このまま加速的に温暖化が進めば地球はとてつもない高温になるだろう。」

 

彼はこの発言からも推測できるように人類は新しい生存の場として宇宙に乗り出すべきだ、と言っている。いずれ地球は人が住めなくなる。

そうなる前に目の前に広がっている宇宙にどれだけ手を伸ばせるか、に人類の運命はかかっている。

 

なぜ、前沢さんが宇宙旅行に行こうとしているのか、イーロンマスクやジェフベゾスが宇宙事業を展開しているのか、彼らは人類の未来を見据えているからだ。

起こるかもわからないような地球の危機をなぜ政府でもない一企業がそこまでしてやっているのか。

理由は簡単だ。政府はそれにつぎ込む優先順位がまだ高くない。

だがつい先日、世界終末時計がこれまでで最も短い”残り100秒”をさした。

あくまで人類が決めた指標に過ぎないが、何も適当に決められた数字ではない。

”分かっている人”はとっくに気が付いているのだ。

 

もう一つ彼が残した言葉で印象に残ったものがある

「人類が実現させるのを最も見てみたいアイデアは、クリーンエネルギーを際限なく供給できる核融合の発電が開発されて、ガソリン車から電気自動車に移り変わるような発明。」

宇宙を専門で研究していた彼がクリーンエネルギーを一番気にかけていたのだ。

宇宙とつながらないような気がするが、私はわかってしまった。

 

彼は宇宙を根幹に置いていたのではない。

人類の未来を第一に考え、誰も気づいていないくらいずっと昔からその先を見据えていたのだ。

人類を救うには宇宙に進出するか、今ある地球を復活させるか、彼は考えていたに違いない。

彼はそんな中インターネット・クリーンエネルギー・宇宙の3つのキーワードの中で自分が一番貢献したい、興味がある分野が”宇宙”だった。今そう思う。

 

彼は私たちのために偉大な発見をたくさんしてくれた。

宇宙の始まりを考えた時点で最初は時間というものすら存在しなかったのだから味まりを考える意味がないこと。

星が重力崩壊したことでできるブラックホールは光の粒子さえ逆らえないような強力な重力が働いているが故、黒く見えること、ブラックホールは一種類じゃないこと。

宇宙は10次元あって私たちは3次元しか見えていないこと。

 

人類がどうやったらこの先も繁栄できるのか、たくさん考えてくれた彼の意志を次は引き継ぐ番だと思う。

もっと多くの人が3つのキーワードに気付き、地球の運命を自らの手で作っていくべきだ。

人類の知能は信じられない速さで加速しているといわれている。

何億年もかけてDNAがゆっくりと進化してきたのに対し、その何億年もの知能の進化はここ数年で起きている。

これは人々が文字を手に入れたこと、本から始まり今ではインターネットを介して情報共有が行われるようになったからだといわれている。

こんな時代だからこそ、今まででは信じられないような出来事がこれから数多く起こっていくと思う。

想像以上に世界は猛スピードで動いている。

この流れに気が付いて、乗るも乗らないも自分自身にかかっていると思う。

今後の時代のキーワードははっきりわかっているのだ。

世界のトップはすでにスタートを切っている。

「原因と結果の法則」感想

母上のお気に入りで、でもなんか難しそうで小さいころから敬遠していた本。

 

1冊20分で読む力を手に入れた無敵な私なのでこれを機に読みました。

もう、時間がないことを言い訳にはしないぞ!!

 

 

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唐突ですが私は人生大成功すると思っている。

世界をより良い方向に変えていくグループの一員になることは間違いないと思っている。

というか就職先がそういうところだからもう一員になっている。

 

一種の直感のような、やる気が燃え上がった結果というか、他から見たらわけわかんないこと言ってるように聞こえるかもしれないけどそういうのは別に気にならないほど、私の中で大成功するシナリオが着々とできてきている。

 

未来のことを考えるだけでわくわくしてエネルギーが湧き上がってくる。

 

 

こんな感じになったのは別に昔からではなくって、つい一年くらい前

「もっといい方向に変わっていきたい」

と心の底から思ったからだ。

それから意識的に自分の考えていることに耳を傾け、人生で成功した人を真似、本音で話すことを恐れなくなってからむくむくと自信やらやる気やら生きる希望やらがわいてきた。

 

 

この本を読んで分かったが、ここ一年の正の連鎖は「原因と結果の法則」にぴったりとあてはまっていた。

本が言うには、わたしたちの人生は心の中の思いによって創られていて、清い思いばかりを巡らせていたら喜びばかりが付きまとうそうだ。もちろん逆も然り。

 

道理でここ最近幸せが加速しているわけだ。

 

そう思った。

 

この本では自分が感覚としてわかっていた部分が多く書かれていたがそれ以外にもハッとすることが書いてあったので忘却曲線に負けないように列挙しておこうと思う。

 

・自分自身を改善するということは真の自己犠牲を払うことになるということ。

つまり、心の中から濁った感情を取り除きいいものだけで満たすこと。

自分の欲に従い続けたら目的と調和しない思いを持ったままなので結果に到達することを妨害していることになる。

 

・弱さとは身勝手な欲望から発しているものである。

わたしたちは自分の心を高めることによってのみ上昇し、克服し、達成し続ける。

そしてその努力を怠ることによってのみ、弱さ、絶望、苦悩の中にとどまり続ける。

 

・穏やかな人間は、自分自身を正しくコントロールできる人。

自分自身を容易に他の人たちに順応させられる。

 

最近こういう系の本にはまっているからそろそろ別のジャンルに移ろうかな~