「くすりの害にあうということ」読後感想

本を読むとき、とりわけ過激な本を読むときは賛成意見と反対意見の両方を読むようにしているのだけど最近できていなくて思考が過激人間になってきています。

遺憾。

 

薬害についての本を読みました。

薬は必要ない、ということしか書いていない本です。過激。

 

というのも自分が子宮頸がんワクチンを打った翌日に温泉で気を失い、

翌年なんか調子悪いというか普通の日常生活が送れないくらい歩けない、陸上部なのに3秒で息切れするようになる。おかしいなと思って検査したら死人レベルの血の気(笑)

みたいな経験をしたからです。

 

あれから薬は”必ずしもいいものとは限らない”という認識が芽生え、ほぼ全く医者にかからなくなりました。

 

 

この本では実際に薬害に会った人たちの経験談と科学的な薬害の証明が載っていて理系の人間に対しても説得力のある形で証明されていてとても読みやすかった。

私は日頃食べ物、洗剤、持ち物とかの身の回りの物を化学合成されたものよりも自然に近いものを選択するように心掛けている。

理由はたくさんたくさんあるけれどなんせ言語化が難しくて話すとすんごい宗教的なことを自分が言っているような錯覚に陥る。

ナチュラルなものを選ぶこと、薬や化学調味料みたいな化学製品を排除することは理由を一歩間違えて説明すると過激かつ宗教感満載の発言をしかねない。私のように。

 

しかしながらこの本はあくまで中立的な視点を筆者が持ちつつ被害者と創薬会社の関係性を正当性を持たせて説明してあったと思う。

 

 

この本で取り上げらていた大きな薬害を起こす可能性が十分にある薬を紹介しておきます。

コレステロール値低下させるやつ

アトピーの薬(ステロイド

・インフルエンザの薬(タミフル

・子宮頸がんワクチン

抗うつ薬不眠症の薬

どの薬の被害者さんもかなり重度の障害を薬を使ったことによって負っていました。

 

今までタミフルだけは服用していたけど薬の仕組みと身体のウイルス排除のメカニズムを理解したら薬を飲まないほうが清らかなのではと思った次第でした。

 

熱が出るのは体温を高めることで病原菌やウイルスが失活する温度に持っていくためで、菌が悪さをしているんじゃなくて体が異物に対して正常な反応をしているだけ

薬はその熱を急激に下げる

タミフルの場合はウイルスの増殖をストップさせる)

体の正常な機構を阻害することになる

(そしてお気づきだろうか、増殖をストップさせただけで排除ではないのです、、)

 

実際に動物実験で病気のマウスに薬を使った試験区と何も投与していない試験区を設けたところ後者の生存率が高いという有意な結果が出てましてこれにはなるほどと思った。

全ての薬は悪さしてる菌をやっつけるために飲む

という認識になりがちだけど必ずしもそうではないんだなとも思った。

タミフルは強い薬なので小さい子が服用して死亡した例がいくつもあったり、ステロイド睡眠薬は依存性があったりと、副作用と薬が効く仕組みの正しい理解は消費者側が自分からしていく世の中だなと感じております。。。

 

深夜テンションなので説明が難しいけど、薬を万能な命の源のように飲む人たちを見ると毎度むずむずと歯痒い気持ちになっていました。

 

自分でもはっきりとは意識していなかったけど、そう思う理由は

病院も、薬局も、製薬会社も、”あなたの病気を治すため”ではなく”経済を回すため” ”お金を稼ぐため” ”新しい薬を開発して会社を大きくするため” そういった理由で薬を提供している節が少なからずあるから。

(でも本当の善意で働いている人もいると思うよ)

 薬を売るという職業があるということはそれを使ってくれる消費者の存在が不可欠。

だから製薬会社はスポンサーをしているメディアには薬害のことを報道させないし、いかにも万能な魔法使いの粉のようなCMを作ってマーケティングをうまくやっている。

 

副作用を大々的に言わないのだって、薬が悪いものと認識されてしまったら自分たちのくらしが成り立たなくなるから。大切な仲間や家族を守れなくなるから。

 

しかしだ、誰だって働く人は一生懸命だけど、そのマーケティングのターゲットに乗っかり製薬会社が確かめたがらない副作用に遭うのは本望ではない。

 

 薬を飲むことが命を救うことは多々ある。(私も鉄剤に命拾いしてもらった)

全部を否定することはもちろんしないが、中には知らされずに毒を飲まされている、なんてことが起こりうるという可能性を知っていてほしい。

自分が知らなかった、知ろうとしなかった

ただそれだけの理由で一生の後悔を背負うようなことを私はもうしたくない。

 

そういうわけでせめて自分の身の回りの情報だけでも取り入れることはしていきたいなって思ってる。

 

次は薬のいい話も読もうと思う~。

「嫌われる勇気」読後感想

承認欲求にまみれていた大学1,2年の頃の私はツイッターでいかに機知に富んだネタツイが出来るかに命を懸けていた。

 

貰った「いいね!」は数知れず

気が付いたら「頭のおかしなヤツ」

というレッテルが張られていた。

 

でも分かっていました、

バカ騒ぎする友達は数えきれないくらい増えても本音で話せる友達はいるかいないか、

本当は大学でしか出会えないような一生お互いに信頼しあっていけるような誰かがずっとほしかった。

ずっとそれが悩みでもあった。

 

ああでも、去年の夏、

「あなたは人生で一番大切にしていることを何も持っていないの?」

「何を考えているのかわからない」

といわれてからいろいろ考えて自分と相手に正直に生きることをモットーにすることにし始めてからは少しずつ変わってきたと思っている。

 

 

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この本はそういう自分の持っていた承認欲求とか、対人関係の悩みの根底を紐解いてくれたような内容だった。

アメリカンな人間なので本の内容を簡潔に述べると、

・人間の悩みはすべて対人関係から発生する

・人生を目的論で生きると誰でも幸せになれる

・対人関係をシンプルにするために課題の分離をする(自己と他者の持つ課題を明確にして、他者の課題には介入せず、自己の課題にも介入させない)

もっとあるけど印象に残った3つのお話をします。

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人間の悩みはすべて対人関係から発生する

悩みは割と誰でも一つは持っているものだと思っている。

でもそれがすべて対人関係から生まれるといわれたら一見解決が困難に思える悩み事が途端にシンプルに思えてきませんか。

私は思えた。

 

信頼できる友達がいないことが悩みなのはそう言った友達を持っている他人と自分を比較しているから

身長が低いことを気にしているのは地球上にたまたまめっちゃ人がいて、その平均が自分と比べたところ高かったから

誰も自分を小さなことでさえも認めてくれない、自分には価値がないと悩んでいる人は当然認めるであろう勝手に思い込んでいる他者が存在しているから

 

まだまだ思いつくけど、このくらいにしておきます。

この解釈を知っているだけでとても楽になれた。

 

 

人生を目的論で生きると誰でも幸せになれる

これまで、自分が今ここにいるのは過去の自分が置かれてきた環境だったり周りにいる人たちの影響だったり(環境じゃん)そういうものの積み重ねで自分が必然的に出来上がっているものだと思っていた。

いわば自分は”運命”とやらに導かれて今ここにいると信じていた。

 

というか、多くの人はそう思っているんじゃないのかな。

昔があるから今がある。過去は変えられないから自分の置かれている状況は腹をくくって受け入れましょう。みたいな、

 

勘違いでした。

 

なぜならこの理論は今の状況に理由をつけるために過去の自分を引き合いに出して言い訳をしていたにすぎないから。

 

この本では人生を前述したような「原因論」でとらえるのではなく、

「目的論」として生きていくことを推奨している。

 

たとえ話をしましょう

 

私が研究室で人見知りをしていたあの季節を思い出していただきたい。

あの時は「自分は人見知りですから?、皆様とお話だなんてそんな高尚な技を繰り広げることなんて100年早いですことよ。」

 

ほざいておりました。

 

これは原因論「人見知り」だから「話せない」

 

これを目的論でとらえると、

「自分は研究室の人と仲良く話さないという目的を達成するために、人見知りになった。」

こうなる。(「話さないという目的がある」だから「人見知りになる」

 

「今の自分という状況を作り出すという目的を達成するために自分は今まで生きてきた」

 

これが目的論。

「昔が○○だったから今の状況に生きている」

よりも

「幸せになるという目的があるから今○○をしよう」

 

正しい正しくないの根拠を探すより、純粋に後者の方が人生楽しそうだと思うんですわ。

ということで、私は目的論の人生を走ろうと決心した次第であります。

 

対人関係をシンプルにするために課題の分離をする 

馬を水辺に連れていくことはできるが、馬に水を飲ませることはできない

 これが課題の分離の合言葉だそうです。

 

要するに、相手を自分の思い通りにコントロールすることは不可能だということ。

 

こうしたら相手もきっと幸せだし楽になれるのに~

と思う局面は多々ある。

そこで自分の身を削って相手に尽くした結果、相手は変わらずに「こんなに自分は尽くしたのにどうして相手は変わってくれないの!?」

という悩みが生まれることがある。

相手を思い通りにすることはできない。変わることは相手が決めること「相手の課題」。

相手が変わるための「種まき」をすることはできる。

自分の課題は種まきで、相手の課題はそこから成長すること。

私は種まきおじさんになりたい。

 

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真面目っぽくなってしまったけど読み進めるほど目から鱗落ちまくりで鱗の在庫がなくなったほどの本だった。

他者から認められたくて仕方がなかった、褒められたくてありとあらゆるいいことをして”いい子”を演じていた今までについて考えるいい機会だった。

 

幸せ感を得るために

承認欲求を満たすことに一生懸命になり、面白いことをいう→他人に面白い人間と認められ人気者になる

という理想像を立ち上げ周りが見えなくなった結果、自分の考える本質的な幸せの一つある「他者との信頼関係」を作り上げていないことに気がつき虚無虚無していた過去。

 

今からは

幸せになるという目的があるから信頼関係作れるような人になる、そのために正直者でいる

こういう考えを持っていたい。

自分のしたいことが最近少しずつ見えてきたのでこの目的論を駆使してできないことなんてないんだぞ、という強い気持ちを持ちましょうそうしましょう。

 

 

藤田誠二著;「農ある暮らし」創生のため農家になった不動産社長 誠農社の仕事と人びと (暮らしの仕事Books)読後感想

藤田誠二著;「農ある暮らし」創生のため農家になった不動産社長 誠農社の仕事と人びと (暮らしの仕事Books)

 

私が見学に行った会社の社長さんが書いた本。貰っちゃった♡

いいおじさんだったなあ。

 

読んで初めて知ったけど、藤田さんは不動産を含め3つの会社の社長と、藤田学園なるものの理事をしているすごい人だった。びっくり。

 

私は将来本当に美味しくて安全と自信をもって言える食べ物を広げる仕事に就きたいと思っている。

そのこともあって漢方農法米、自然栽培をしている誠農社に行った。

結果、自分が変えたいのは日本と世界だっていうことに気が付けたわけだが、この会社がしていることは「農」ではなく「地方創生」だったってことを情けないながらこの本を読んでから気が付いた。

 

藤田さんは埼玉県久喜市のド田舎のだだっ広い土地を、お金持ちだったから何にも考えないで買っちゃって、市からぐちぐち言われるもんだからお金めっちゃ使ってボロボロの古民家と田んぼを整備して、地域活性化してやるー!!って躍起になって無我夢中で頑張ってたら5年後自分の考えもガチで地方創生してやるぞって変わってたって感じだった。

かわいいステキなおじさん。好き。

 

この本を読んで一文すごく印象に残った言葉がある。

「その土地に昔っからあるいいものたちは田舎であるほど消えかけてしまっているけど、その小さく残ったいいものたちの点をつなげていくことが地方創生だと僕は思うんだ。点を線にして、つながりを作って日本に広めることだと思う。」

 

実は去年までは地方創生か食育を将来していきたいって思っていたからこの言葉で自分の思っていた考えがクリアになった気持がした。

前に自分も地方創生について語ったことがあったのでちょっとここで私がパソナの地方創生インターンに応募した時の夢レポートをそのまま載せる。

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地方創生は

“そこにいる人も、そこに来る人も笑顔になる改革をすること”

であると私は考えている。その場所が盛り上がることは重要だがお金を投資して観光客に喜んでもらうことが地方創生の本質であるとは考えない。その場所の良さを最大限に魅せた結果、多くの人が集まり、新しい仕事ができ、収益が上がりそこにいた人が笑顔で暮らせること、それが私の考える地方創生である。

場所の魅せ方は様々でそこにある自然だったり食だったり、昔ながらの文化や伝統だったり地方にはたくさんの魅力があると考えている。どんなに小さなことでもそこにいる人とそこに来る人が笑顔になればそれは地方創生の第一歩だと信じている。

 

 “周りの人を笑顔にすると自分もうれしくなる”

これは私が幼いころから考えていたことである。

今まで自分の周りの人から自分が所属する団体、地域、自分の周りを元気にしたいという思いで講演会自分の街のPRを発表したり、子供議員として市議会議員との話し合いに参加したりしてきた。そこで出会う人から発表がよかった、地元が好きなんだねという言葉をもらうことにやりがいを感じていた。

大学ではそのこともあり今度は食を通じて誰かを笑顔にいたいという思いで「創食倶楽部」という団体に所属し食べ物本来の本当のおいしさ、食に対するいろんな人たちの思いを伝えていく会“おいしいはなし”を運営するようになった。料理研究家土井善晴さんや弁当の日の立案者の竹下和男さんをはじめ多くの食を大切に思う人たちをお招きし、食の面白さ、すばらしさを参加者の方たちと共有してきた。

この経験があり将来は食を通じて周りを幸せにする、元気にすることができる職業に就きたいと考えるようになった

まだまだ食育について目を向ける人が少ない日本で食の面白さを伝えることによって糖尿病や肥満や成人病の防止につながり、孤食の子供たちが減り豊かな生活を送る人が増えるよう、貢献をすることが目標である。

これまで述べてきたことからも分かるように私の考える地方創生と私の夢は当事者もその周りも豊かにしたいという観点から通じるところがあると感じる。先日テレビ“ガイアの夜明け”を拝見したが社員の方のプロ意識にとても感銘を受けますますこのインターンに参加したいと感じた。今回このインターンに参加し、地方創生のプロがいままで考えてきたその技やその思いを学び、おもてなしの心やプロジェクトを進めるうえでのリーダーシップをぜひ身に着けたい。

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まず、赤文字で書いている自分が考えていた地方創生だが、これは藤田さんが言っていることがややこしくなったというか自分ですっきりしていなかったこと。

自分は線を作りたかったんだって、一年越しに気が付きました。ありがとう。

 

次に水色の文字だけど、これは本とは関係なしに今目についたので。。。

 

自分が将来したいことについて。

食を通じて周りの人を元気にしたいっていうのはあまりにも漠然としていてこのころは自分の本当にしたいことがぼんやりとしていてはっきりとつかめていなかった。

「あなたの思う広めたい“食“って何?」

「どの状態が元気といえるの?」

「じゃあどんな仕事でそれが達成できると思う?」

などなど、思いつく質問が無限と出てくるけどあの時の自分は一つでも食らっていたら、

答えられないよ~、ショボン。

だったと思う。

 

この一年で自分にとって大きな変化を与えてくれた人や本に沢山出会ったわけだけどそれをまとめていないことに気が付いた。

少しずつまとめましょう、そうしましょう。

 

本の感想はあんまり書いてない。

誠農社がどうやってここまで来たかみたいな話だったから書かんでもよかろうと思ふ。

 

最後になりましたが藤田さんの今後の健康と発展を祈りまして乾杯。