「不都合な真実」感想

更新がすっかり遅くなってしまった~

 

アル・ゴア(元米副大統領)が書いた地球温暖化による地球滅亡を警鐘している本で、私は沈黙の春と同レベルの名著だと思っている。

10年以上前に書かれた本だが今の地球温暖化の問題とほとんど合致している内容が多いから人類は皆読んで損はないと思う。

 

地球温暖化についてたまにというか結構

地球温暖化が本当に起こっているのか実際は怪しい」

地球温暖化と騒いでいるが、地球の周期的な気候変動の一種で人類がこれに関与しているとは断定できない」

という言葉を耳にしていた。 

 

自分が地球に住んでいて年々気温がおかしな感じになっているのは感づいていたので温暖化の原因が人間活動だということに関しては全く疑っていなかった。

冷静に考えたら人間活動が地球温暖化の要因であることは間違いないように思えていたがなぜこのような疑いが生まれるのか私は不思議でならなかった。

でもこの本を読んだら答えは簡単なことだったと驚いた。

 

「疑いは生まれたのではなく生んだ」

 

地球温暖化防止活動を積極的に行わない理由づけのために作られた”疑い”だったわけで大企業がこの疑いを作り出す「ロイビスト」と呼ばれる役職まで配置して積極的に疑いを生んでいるのが現実だと書いてあった(元副大統領の証言だから間違いない)。

 

疑いを生んだという根拠を簡単にまとめると

*1995~2005の10年間に出された地球温暖化に関する論文数928

そのうち温暖化の原因を疑う論文の割合:0%

*米国の過去14年間に新聞に掲載された温暖化に関する記事636

そのうち人間活動が温暖化の原因であることを疑う記事:53%

地球とお金を天秤にかけてお金を選ぼうとしているのか!!

宇宙に!お金だけ!浮いていても何の価値もないぞ!!という気持ちである。

 

”揺るがない真実には疑いが有効である”

と、はるか昔にたばこ会社の社長がタバコが癌の原因になるといえるのかと言って世界を混乱させたという事例があるけれど同じことが起きていると思う。

 

この本が書かれたのはだいぶ前なので今はSDGsの考えも広がって少しずつ地球を大切にしようという風潮が世界に広がり始めている。

”環境に優しいことはお金にもなる”と言うように

環境の改善、持続可能な企業づくりこそが経済面の利潤につながる時代になりつつある。

しかし日本はまだまだ地球温暖化への向き合いが他国と比べても進んでいない。

この本を読んで宇宙人の宝庫の就職先から日本を育てるタネを蒔きたいと思った。

 

 

本の感想は前に読んだからこんなもんですがせっかくなので就職に対して考えていることを書きます。

みんながしているように就活をしなかった分、企業研究もろくにしないまま、自分の進みたい道を具体化し続けてたまたま出会った会社に就職することになったわけですが、つまり無知なのであります。

就活で周りが知る情報を知らないわけだから後日勉強しようと思っても研究を今は頑張りたいし、とか思って行動に移せていない。

就職のあれこれというより、社会、経済、政治を知りたいという考えもあってどの情報を優先的に仕入れるべきかわからなくて落ち着きませぬ。

何かアドバイスお待ちしております。

 

 

最近、ドМなので実験が楽しくなってきた。何も結果は出てないけど、あの時先生がテーマ変えてくれてよかったとまで思う。

卒業までに何回か泣くとは思うけど師匠に負けないように頑張りたい。