「わたしはすばらしい」と毎日ノートに書きなさい

人生で何かしらの偉業を成し遂げた人に共通していることが一つある。

それは「明確なビジョンを持っている」ということだ。


偉人たちは有名になりたいわけではなく、一つの目的に向かって真っ直ぐに進んだ結果として有名になることが多いように感じる。
最近、私の最も尊敬している人から「あなたは何かしらのビジョンを持つべきだ」
という言葉をもらった。
来年から自分の直感で行きたいと思った会社に晴れて就職をするものの、そこに行って自分はどうなりたいのか、世界をどう変えたいのかと聞かれると口ごもってしまう。

私は偉人になることが人生の最終目標というわけではないが、過去の偉人たちのように自分の人生を悔いなく終わりたいと思っている。

 

そんなわけでこの頃自分のビジョンについて考える時間が増えた。

ビジョン

というカタカナを見るとすでにゲシュタルト崩壊をしているほどには。

 

これはそんな時に出会った本で自分の人生のヒントになればいいなと思って読んだ。

 

 

貧乏人から日本で一番有名なエステティシャンになった人が書いていて、どうやって人生を成功に導いたかを書いてあった。

要するに自己啓発本だ。

自己啓発と聞くと、

「あなたの人生をそのまま送って成功するなら苦労せんわ」

「あなたと私は違うのよ」

という気持ちで読んでしまうことがこれまでは多かったが、かの名著「嫌われる勇気」を読んでからは「課題の分離」について理解ができたから自分の参考にしたいところを受け入れつつ、その人の人生を客観視するつもりでこの手の本を読むようになった。

 

著者、河村京子さん。

沢山参考にしたいことが書いてあった。

 

この本からの一番の収穫は

「言霊の威力は強力で、かなえたいことを文字に起こすことでそれはかなうものになる」

ということ。

 

タイトルの通り、著者は自分にとってプラスのことをノートに書きなさいといっている。

それも事実であるものとして書くことが重要なのだ。

「わたしの人生はうまくいく」

ではなく

「わたしの人生はうまくいっている」

みたいにすでにプラスの状態であるように書くことで「~になるかもしれない」というほかのマイナスな可能性を排除するのだ。

 

大半の人は自分の毎日のタスクをスケジュール帳に書くと思う。

そのタスクが1つや2つだと覚えられるが数が増えるとメモしないだけでは忘れてしまう可能性が出てくる。

それは時間軸を長く見た人生においても同じことで、人生で成し遂げたいこと、どんな些細なことでも自分がなりたい姿は思うだけではなく文字に起こすことで記憶をより一層確かなものにしその後の行動を保証するものとなりうるのだ。

 

 

もう一つ彼女はこの本で重要なことをいっている。

 

「怒りや悲しみ、負の感情に対して”ありがとう”といいなさい」

 

これは本当にその通りの話だ~と無限にうなずいた。

私は世界で「ありがとう」が一番強いと思っている。

 

 

理由をあえてつけるなら”水からの伝言”という本を読んでほしい。

*名勝の水や「ありがとう」等の言葉を見せた水からは綺麗な結晶ができ、水道水や「ばかやろう」等の言葉を見せた水からはいびつな結晶ができるといった、科学的には荒唐無稽な話が写真と共に語られる。(Wikipediaより)

 

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水からの伝言

理系には受け入れがたい話だがありがとうの力を私は信じている。

 

 

選択するのは個人の自由だが、私は人生を明るくしたいので悪口を言いそうになったらありがとうを言おうと思う。

ただ、思っていることをため込むことはストレスになる。相談と悪口をはき違えないでおきたい。

 

この本の大きな柱は上記の通り

・ノートに自分の夢や理想を書く

・ありがとうという

この二つだと思う。

 

文中に「自分自身に使命感を持つことで世界にサーっと自分の進むべき道筋ができる」

という言葉が出てきた。

これは私の今の課題でもあるビジョンを強く持つことに共通することだ。

確かな使命感は人生を迷いのないものにしていくと思う。

自分の中にあるぼんやりと存在しているやりたいことを3月までにはっきりとさせることになると思っている。

この本はビジョンを持ち、それを書き残すことの重要性を教えてくれた。

次はやりたいことについての本を読むと思う。

 

今日はとりあえず新しいノートに

「わたしはすばらしい」

と書いて寝よう。